Policy

Take Back The Faith

政治の分野でケーススタディになりそうなモデルを考える時、アメリカの二大政党制が参考にされることが多い。現野党の民主党にとって、喫緊の課題は如何にして「信仰を取り戻すか」にある。ホワイトハウスと議会の両方を掌握した共和党は、民主党員たちは信…

:道徳教育?

政策空間の新刊が配信された。政策について議論しようという気概のある人々がその議論の場を見つけることすら難しい現代の日本において(と言っても当ブログ執筆者は日本に住んでいないのだが)、筆者はこのニューズレターの配信を以前から楽しみにしている…

ポリティカル・アポインティ【3】

朝日新聞中に、以前からこのブログで何度か取り上げている政治任用についての記事が出ていた: 人事院は15日、04年度の年次報告書(国家公務員白書)を公表した。政権与党が民間人や政治家を省庁幹部に指名する「政治任用」について、有識者4人の論文を…

:教師

トーマスフリードマンは、とある名門カレッジの卒業式に出席した際に立ち会った光景について、New York Timesのコラムの中で紹介している。Williams Collegeでは、優等学位で卒業する学生へ賛辞を送るだけでなく、卒業生たちが「恩師」としてノミネートした…

:ポリティカル・アポインティ【3】

政治任用制度の導入を求める声は、経済界からもあがっている。 経済同友会では、米国型の制度を志向している 米国は大統領と政治任用の幹部職員が去就を共にするのが基本 短命の政権も多い日本では、当面は政策の継続性が損なわれない部署への任用から始め、…

[USA]:US University Ranking

ここ数週間New York Timesで特集されている階級の問題について、その分析だけではなく解決策の提示を考えてみることにしたい。 反響として寄せられた投書によると、階級の再生産の原動力となりつつある大学教育にメスを入れてはどうか、という意見が目立つ。…

:育児

以下の引用部分は政策空間ホームページより。 Source:いい案ありませんか?Katsunuma, Saori: volume 12勝沼氏は、「子供と共に働けるところがない」日本の職場環境の現状に不満を表明しつつ、また、学童保育年齢に達して以降であっても、「子供の体調不良で…

塩崎議員が実務者協議について書いた文章がある:↓ http://www.y-shiozaki.or.jp/contribution/shitenn/990612.html後日、寸評させてもらうことにしたい。

:ポリティカル・アポインティ 【2】

以下の引用箇所はすべて、政策空間ホームページより。 Source:良い政治任用、悪い政治任用2―アメリカ政治任用制度の歴史と日本への示唆―Tsuchiya, Akira: 土屋聡 : volume 13 以下、便宜的に、一文ごとに番号を振らせてもらう。論者の土屋氏は、日本では単…

クルーグマンは、人民元切り上げの拙速な実現を危惧している。 果たして、実際に中国がアメリカの圧力に呼応して人民元レート見直しに応じたらばいったいどうなるのか──? こう問いかけるクルーグマンの予想の先には、アメリカの経済破綻の綿密なシナリオす…

:食料・農業・農村基本計画

輸入農産物の関税が引き下げられても生き残ることができる、「強い農家」を育てるために所得を補償したり、株式会社の農業参入を促したりして、国内農業の国際競争力を高めることを目標に、この基本計画*1が閣議決定されて2ヶ月が経つ。 補助金をどの程度ま…