Take Back The Faith

Korobokkuru2005-08-07

政治の分野でケーススタディになりそうなモデルを考える時、アメリカの二大政党制が参考にされることが多い。現野党の民主党にとって、喫緊の課題は如何にして「信仰を取り戻すか」にある。ホワイトハウスと議会の両方を掌握した共和党は、民主党員たちは信仰心を著しく欠いた異教徒であるかのようにレッテルを貼ることに成功した。
NYTに寄稿された文章の中でJim Willisは、民主党が政権を奪取するための処方箋を幾つか提示している:

  1. 貧困問題と信仰心の問題を結び付けること
  2. 環境問題と信仰心の問題を結び付けること
  3. 中絶問題を隠蔽したり矮小化せず、より広いプラットフォームのもとで解決すること
  4. Pro-familyの政策を打ち出すこと
  5. 外交でアメリカの「信用」を回復すること

Source:The Message Thing, NYT Aug 4, 2005

1つ興味深かったのは、筆者が、platformという単語を政策理念を語る際のキーワードに据えていたことである:個々の各論を、有機的に結び付ける堅固かつ柔軟な思想的土台こそが、求められているというのだ。
 それにしても、日米両国の民主党とも、いまいち不甲斐ないのはなぜだろう。