:Japan's shrinking population【1】

Korobokkuru2005-05-01


人口減少はすでに始まっている。
厚生労働省が口にしてやまない、「合計特殊出生率はいずれ下げ止まる」という楽観的な予測は、いったい何を根拠にしているのだろうか?
もし、二人目、三人目の子供をもうけることがカップルにとって「経済的に」ネックになっているのであれば、彼らがくだすべき最大の経済合理的判断は、「第一子すら生まない」という選択であるはずだ。そしてそれはすでに現実となりつつある:東京と全体での合計特殊出生率は、1を切っている。さらには、渋谷区では0.75前後であるという。

楽観論者が、素朴に、「ヒトたるもの、子孫を残したいと思うはずだ」などと信じているのならば、先進各国のいずれかが国全体として合計特殊出生率「1」を切ったときに、彼らは衝撃を受けることになるだろう。実際、国単位ではこの記録達成は見られなくとも、都市エリアなど、行政区分を細分化すればすでにこれ以下の数値は目にするに珍しいものではなくなっている。
Source:http://www.economist.com/displaystory.cfm?story_id=2342430