:Big Brother In China

中国でブログ検閲に協力 米マイクロソフト
 【ニューヨーク13日共同】AP通信によると、米マイクロソフト(MS)は13日、インターネット上で自分の意見などを書き込めるブログの開設サービスの中国版「MSNスペース」で、中国政府に協力して書き込みを検閲していることを明らかにした。
 AFP通信のインターネット版によると、「自由」「民主主義」「人権」「台湾独立」などの言葉を含む意見を書き込もうとすると、「それらの言葉は禁止されています。他の言葉に置き換えてください」とのメッセージが表示。中国政府にとり好ましくないテーマの書き込みはできない仕組みになっているという。

発話したい内容が頭のなかに概念としては保持されていても、それを表現すべき媒体が物理的にアーキテクチャによって制限されてしまっている。もっとも巧妙な検閲とは、検閲があったことそれ自体をも隠蔽することに成功する二重の検閲なのだという。
New York TimesのNicholas D. Kristofが以前、中国国内の掲示板に書き込みをし、それが何分後に検閲され消去されるかを実験してみたことがある。結果、10分も立たないうちにたしかその書き込みは──中国政府当局を批判するものだったゆえに──跡形も無く「修正」されてしまったのだという。英語で書き込むならば、すくなくとも、投稿段階ではブロックされずに済む、ということなのだろうか。