:500%

The Economistの記事で、日本の農業が如何に畸形的であるのかを学ぶ。
Source:Japan's farmers:Facing the scythe? May 26th 2005

  • 日本への輸入米に掛けられている関税はおよそ500%
  • 農業人口のうち65歳未満は40%しかいない
  • 農業人口の70%が副業・兼業からの収入に頼っている
  • 60年にはカロリーベースで80%を保っていた食料自給率は現在40%

国内産業の保護を謳うプロテクショニズムはしばしば日本においては、「食料自給率の維持・回復」という不思議な呪文を唱えてきた。数年以内に45%までの回復を目指していたこの計画は、どうやら頓挫しそうな勢いである。そこで政府は、新たな食料自給率の定義を発明しようとしているのだという。

The government has also been highlighting an alternative measure of “self-sufficiency”, one showing that 75% of Japan's consumption—by value, rather than calories—is home grown.

そもそもの値段が高いのだから、カロリーベースではなく価格ベースで食料自給率が75%だと豪語されても、いったいどんな政策目標が達成されたことになるのか市民にはまったく実感がわかないだろう。