:カール・マルクスの新マニフェスト

David Brooks*1は、New York Timesのコラムニストのなかでも、最右翼の論客である:彼は共和党の長所を直視することをなんら厭わない。そして、建設的な議論のできる数少ない保守派でもある。

  • ハーバードの学生の家庭収入の中央値は15万ドル
  • トップ146大学の新入生のうち、下位25%の経済層出身である学生は3%だけ
  • 1960年代、四分の三の貧困家庭は婚姻関係にあるカップルが構成していた;現在、三分の一だけがそうであり、貧困層の家族形態は崩落しつつある

The Yale-educated scion of the Bush family may face the Yale-educated scion of the Winthrop family. They divide into Republicans and Democrats and argue over everything except the source of their power: the intellectual stratification of society achieved through the means of education.

富める者は富める者同士、教育弱者は教育弱者同士が結婚する傾向にあるということ、そして、その子供もまた同様の社会層に所属する蓋然性が極めて高いということ、これらは、『希望格差社会』のなかでも触れられていた現象であった。同様の現象の拡大版が、アメリカでは繰り広げられている。専門家はこの結婚の形態を、Assortative matingと呼んでいるのだそうだ。