:英国の10代出産

http://www.asahi.com/international/update/0528/007.html?t

  • 政府は7年前から若者に避妊具の使用などを求めるキャンペーンを張っているが、不発に終わった
  • 2003年の1年間に妊娠した17歳以下の女性は4万2183人
  • このうち中絶手術を行わないで出産するのは50%強
  • 17歳以下で出産するケースはドイツの約2倍、フランスの約3倍

この報道のなかで漏れているのは、日本では倫理・道徳的に──「親はどんな躾を・・」「性規範がたるんでいる・・」etc──議論されることの多い若年出産が、イギリスにおいては、若年出産をした母親たちを支える社会保障費の増大を理由に議論されることがほとんどだという点である。朝日の記事中の言葉を使えば、それは、「社会問題」ではあるが、きわめてビジネスライクな理由においてそうなのである。